仮想通貨の取引を考えている皆さん、取引所はどこにしようか迷ってはいませんか?
今回は取引所の一つであるBitFinexについてご紹介していきたいと思います。BitFinexはどのような取引所なのか?手数料はどの程度なのか?どんなメリットやデメリットがあるのかなど詳しく見ていきたいと思います。
複数の取引所を比較検討されている方はこの記事に書かれている内容を判断材料としていただければと思います。
BitFinex(ビットフィネックス)の基本情報
まず初めにBitFinexとはどのような取引所なのか、基本情報について確認していきましょう。
BitFinexの基本情報
BitFinexは海外の取引所であり、2012年12月に設立されています。ユーザ登録数、取扱量も世界トップクラスであり、100を超える仮想通貨を取り扱っています。
元々設立当初は香港に拠点を置いていましたが、2018年にスイスへ拠点を移動しました。現在も拠点をスイスにおいて運営を行っています。
BitFinexの運営会社
BitFinexはiFinex Incという会社が所有・運営しています。iFinex Incは香港に拠点を置く企業であり、後にご紹介するハッキング被害のためにいくつかの顧客から訴訟を起こされています。
しかし、iFinex Incは被害に遭われた方の資産を自身の資産から返済し続けており、誠実な対応を見せています。
BitFinex(ビットフィネックス)の手数料の種類
続いてBitFinexの手数料についてご紹介したいと思います。
取引を行う上で手数料は利益に直結する非常に重要な要素です。BitFinexの手数料がどの程度なのか、自分の取引スタイルとあっているか考えていきましょう。
入金・出金手数料
入金手数料とは、BitFinexに資金を入金する際にかかる手数料のことです。
BitFinexの口座を開設しても、当然資金を入金しなければ取引を行うことはできません。
取引を行うためには必ず入金が必要ですが、これにかかる手数料を考慮する必要があります。
また、入金した資金を別の口座に出金する場合にも手数料がかかります。少額の資金を何回も出金していると手数料が勿体ない場合もありますので、出金手数料を考慮して出金計画を立てる必要があります。
取引手数料(メイカー・テイカー)
取引手数料は1回の取引を行う際にかかる手数料です。これはスプレットとは別にかかる手数料です。
手数料は注文の仕方によっても異なり、Maker(メイカー)手数料は指値注文の際に発生する手数料であり、Taker(テイカー)手数料は成り行き注文の際に発生する手数料です。
以下に詳細をご紹介しますが、1か月の取引額によって手数料が大きく変わってきます。1回の取引額が多い方、1か月の取引回数が多い方は取引実績額が積みあがるのでBitFinexの恩恵を受けることができます。これらに該当する方はBitFinexの利用を積極的に考えていくとよいでしょう。
BitFinex(ビットフィネックス)のMaker手数料
BitFinexのMaker手数料は直近30日間の取引金額によって変動します。
通常は0.1000%ですが、$500,000以上の取引があると取引額に応じて手数料が減少し、$7,500,000以上の取引実績があるとMaker手数料は0.000%となります。
BitFinex(ビットフィネックス)のTaker手数料
Taker手数料もMaker手数料と同じく直近30日間の取引金額によって変動します。
通常は0.200%ですが、$10,000,000以上の取引があると取引額に応じて手数料が減少し、$30,000,000以上の取引実績があるとTaker手数料は0.100%まで減少します。
BitFinex(ビットフィネックス)の入金手数料
BitFinexは入金に関わる手数料をかけていません。そのため、特に入金に関して費用を気にすることはありません。
ただし、少額の入金を高頻度で行っている場合、追加の入金手数料を請求されることがあります。これは入金システムの処理性能に悪影響を及ぼすことためだそうです。
入金を行う場合はある程度の額をまとめて入金するようにしましょう。
BitFinex(ビットフィネックス)の出金手数料
出金手数料は仮想通貨によって異なります。取引を予定している通貨の出金手数料を確認したい場合は、以下の表を参照してください。
通貨 | 出金手数料(送金) |
ビットコイン | 0.0005BTC |
ビットコインキャッシュ | 0.0005BCH |
イーサリアム | 0.01ETH |
ライトコイン | 0.001LTC |
リップル | 0.02XRP |
NEO | 無料 |
Zcash | 0.001ZEC |
出金手数料は見ての通り、仮想通貨によって手数料が変わっていきます。そのため、ぜひ、毎回手数料を確認してみてくださいね。
NEOの出金手数料は無料になっております!
BitFinex(ビットフィネックス)のメリット
基本的な情報はお分かりいただけたと思います。
ここからはBitFinexが提供しているサービスのメリットについてご紹介していきたいと思います。
皆さんが取引を行う上で外せないポイントや魅力的と感じるポイントはどこなのか、BitFinexのサービスがそれに適合しているという観点で確認していっていただければと思います。
【メリット①】レンディングサービスを実施している
レンディングサービスとはいわゆる「金貸し」のことです。
レバレッジをかけて取引する場合、資産を超えた額の取引を行うことが可能ですが、これらの資金を貸し出すということが可能です。つまり自分の資金を誰かに預けて一緒に取引してもらう、という方式です。
レンディングを行うと金利がつくので、自分で運用する自信のない人はレンディングを行う方が簡単に利益を出すことができます。
ただし、取引を行った人が巨額の損失を出してしまった場合、貸し倒れとなるリスクもはらんでいます。最大レバレッジは3.3倍かつ資金の100%でロスカットなので貸し倒れのリスクはかなり低いですが、それでも過去に貸し倒れとなったケースはあるようです。
【メリット②】取り扱い通貨が豊富
BitFinexは140もの仮想通貨を取り扱っており、356もの通貨ペアを取引することが可能です。
他の取引所では扱っていないマイナーな仮想通貨を扱っていることも多く、ICO直後の仮想通貨などもBitFinexであれば取引できる可能性があります。
こうしたマイナー通貨は何かしらの発表で数倍~数十倍に値を上げることもあり、一攫千金を狙うことも十分に可能です。
【メリット③】ビットコインの取引高が世界でもトップ
BitFinexはビットコインの取引高が非常に多く、世界でもトップです。ビットコインは仮想通貨の中でも最も取引されている通貨の一つであり、信頼性が高い通貨として知られています。
ビットコインを取引するために最も適した取引所としてBitFinexが認知されているということであり、これは世界中の優秀な投資家から信頼されている証でもあります。
【メリット④】チャートなどが見易い
BitFinexが利用されるメリットの一つとして、チャートなどの補助ツールが使いやすいという点も挙げられます。
手数料の安さや取引量なども判断材料として大切ですが、やはり使い勝手は日々取引を行う上で外せない検討項目でしょう。
実際に口コミなどでも操作性の良さは多く聞かれるので、日ごろからツールを活用している人たちにも満足がいくような仕様となっていることが分かります。
BitFinex(ビットフィネックス)のデメリット
当然BitFinexはメリットばかりあるわけではありません。マイナス面の判断材料も検討には必要です。
そこで、BitFinexのデメリットについてまとめていきたいと思います。BitFinexにはいったいどのようなデメリットがあるのでしょうか?
【デメリット①】ハッキング被害にあったことがある
仮想通貨の取引所ではハッキングの被害に会うケースが多いです。大手取引所でも数多くの被害が報告されていますが、BitFinexもかつてハッキング被害に会ったことがあります。
2016年に発生したハッキング被害ではなんと当時の換算で71億円相当のビットコインが盗まれてしまいました。現在でもBFXという社積にあたるコインを発行し、ビットコインを盗まれてしまったユーザに対して被害額の返還を行っています。
しかし、この被害経験を教訓としてセキュリティ向上に注力しているため、現在のセキュリティレベルはハッキング被害を受けたころよりもはるかに高い水準を満たしています。
現在はセキュリティレベルの高さから見ても他の取引所に劣るということはないでしょう。
当然ハッキング被害が全くあり得ないかと問われるとリスクはありますが、これは他の取引所を選定しても必ず発生するリスクです。どうしてもハッキング被害のリスクを享受できないという方は仮想通貨の取引をあきらめざるを得ません。
【デメリット②】日本語に対応していない
BitFinexは海外の取引所であり、日本語のサポートがありません。ホームページも日本語対応していないため、英語で書かれている内容を理解する必要があります。
ページ翻訳などの手段もありますが、英語が苦手な方は若干利便性が悪いと感じるかもしれません。
ただし、海外の取引所では日本語対応していないところが多いです。それは海外の取引所が日本の取引所基準を満たしておらず、日本の認可を得ていないことに起因しているケースがほとんどです。
日本の認可を得ていないため、「日本向けにサービスを展開していない」ことをアピールするため日本語対応をしていないのです。
取引所によっては本当に日本国籍の人は口座を作成できないというところもありますが、BitFinexは取引を行うこと自体は制限されていません。
BitFinex(ビットフィネックス)のセキュリティに不安があるなら「BitMEX」がおすすめ!
BitMEX(ビットメックス) | |
取引所 | ビットメックス |
所在地 | 18 Harbour Rd, Wan Chai, 香港 |
設立 | 2014年 |
取引の種類 | FX |
取扱通貨ペア | USドル建て |
レバレッジ | 100倍 |
日本語 | あり |
スマホアプリ | なし |
現在はBitFinexのセキュリティレベルも非常に高く、通常取引をする分には全く問題ありませんが、どうしてもセキュリティが気になるという方はBitMEXの利用を検討するのも一つの手段です。
BitMEXは香港に拠点を持つ取引所であり、2014年に設立され6年間運営を続けている信頼性の高い取引所です。
レバレッジも驚きの最大100倍であり、少額からの取引でも十分に大きな利益を狙うことが可能です。これまでハッキング被害に会ったことは一度もなく、セキュリティ面でも非常に高い信頼性を得ています。
また、BitMEXは日本語対応もされているので、英語が苦手な人でも問題なく取引を行うことができます。
多くの面で優れたサービスを提供しているBitMEXも併せて検討してみるとよいでしょう。
BitFinex(ビットフィネックス)の手数料まとめ
皆さまいかがでしたでしょうか?今回はBitFinexについてご紹介しました。
BitFinexの手数料は取引量に応じて変動するので、取引回数が多い・取引額が多いユーザにとっては他の取引所で取引を行うひよりも有利になることが多いです。
また、その他にも豊富な取り扱い通貨や利用しやすいチャートなどBitFinexのメリットは数多く存在します。
もしどの取引所を利用するか迷っているのであれば、BitFinexはその一つの解となるかもしれません。