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ファクタリングで審査落ちした場合、考えられる理由は3つ。
この理由と、7つのコツをおさえれば、審査通過率をグンとアップできます。
本記事では、「ファクタリングで審査落ちた…」という方に役立つ情報をまとめました。
最後までお読みいただくと、次の審査をスパッと攻略しやすくなります。
否決になって危ないと感じている方は、ぜひご覧くださいね!
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基準は何?ファクタリング会社で審査落ちする理由3つ
ファクタリングで審査落ちする主な要因は、以下の3つです。
- 売掛先が危ないとみなされる
- 信頼できない利用会社と思われる
- 売掛金の性質が危ないとみなされる
どういった基準で審査されることが多いのか、わかりやすく解説しますね!
審査落ちの理由①売掛先が危ないとみなされる
売掛先の状況が危ないと、審査落ちのリスクが高まります。
ファクタリングの審査では、売掛先の信用が最も重視されると言われています。
二重譲渡や架空請求などを使って、ファクタリング会社からお金を取ろうとするケースがあるからです。
- 二重譲渡:1つの債権を複数の人に譲り渡すこと
- 架空請求:存在しない売掛金を使ってファクタリングを申し込むこと
そのため、売掛先の審査は慎重に行われることが多いと言えます。
ファクタリング会社が審査で、「この売掛先は危ないな」と判断するのは、主に以下の3点です。
- 経営状況
- 経営実態
- 業種
それぞれのポイントを見ていきましょう!
経営状況
取引先の経営状況が悪いと、売掛金が払われないかもしれません。
ファクタリングはノンリコースが基本です。
ノンリコースとは、売掛金が払われなかった場合のリスクをファクタリング会社が背負うということ。
だからこそファクタリング会社は、上場企業ならIR資料などで、取引先の経営状況をしっかり調べます。
上場していない企業の場合は、帝国データバンクや東京商工リサーチの他、信用情報がチェックされることも。
例えば、取引先に多額の借金がある場合には、「売掛金が支払われないかも…」と思われやすくなります。
ファクタリングの審査では、取引先の経営状況が詳しく審査される点をおさえておきましょう!
経営実態があるか
取引先の経営実態があるかどうかも重要な審査項目。
ペーパーカンパニーを使ったり、知人と企んだりして、ファクタリング会社を騙そうとする申込者がいるからです。
ファクタリング会社に申し込んでくる利用者の多くは、銀行融資などで断られていることが多い傾向が。
それだけ資金繰りに苦しんでいる可能性が高いので、中にはファクタリング会社を欺こうとすることがあるんです。
こういった点から、提供した商品やサービスの内容が不明確な場合、審査落ちのリスクが高まります。
提供したサービスが不明瞭とされる例として挙げられるものは、コンサルティングや業務委託など。
「売掛先に経営実態がないかも…」と判断されると審査落ちしやすくなる点を、おさえておきましょう。
業種
ファクタリングでは、風俗やギャンブル、ナイトワーク系が審査落ちしやすいと言われています。
これらは信用されにくい売掛先と判断されやすいからです。
また、取引先が個人事業主の場合も、審査落ちのリスクが高くなる傾向が。
信用しづらいうえ、貸し倒れ時の回収が難しくなると思われやすいからです。
ファクタリングを利用する際には、売掛先の業種にも気を付けましょう。
審査落ちの理由②信頼できない利用会社とみなされた
ファクタリング会社は申込者を信頼できない場合にも、審査落ちさせることがあります。
基本的に、申込者を判断するポイントは、以下の2点です。
- 経営状況
- 税金の支払状況
上記2点について、わかりやすくお伝えしますね!
経営状況
申込者の経営状況が悪いと、審査落ちのリスクが高まります。
特に2社間ファクタリングの場合、取引先からの入金後に、ファクタリング会社に振り込まないリスクが高まるからです。
2社間ファクタリングは、取引先を契約相手に含めないので、申込者を信用するしかありません。
2社間ファクタリングとは、申込者とファクタリング会社の2社で交わす契約のこと。
取引先にファクタリングの事実を知らせることなく、素早く資金調達ができる。
その一方で、手数料が高くなる傾向がある。
そのため、申込者の経営状況が悪いほど、審査落ちしやすいんです。
これらの点から、他社からの借入額が多い会社は、注意することをおすすめします。
また、申込者の経営状況が悪い場合、取引先が売掛金を払わなかった場合にもリスクが発生します。
申込者が資金を回収する業務を行う余裕がないケースが多いからです。
このような理由から経営状況が悪い申込者の場合、ファクタリング会社から敬遠されがち。
同様の理由で、経営が不安定とみなされやすい個人事業主も審査落ちしやすいと言えます。
税金の支払状況
税金や社会保険の支払状況が悪い申込者も、ファクタリングで審査落ちしやすいとされています。
税金などの滞納がある申込者は、信用されづらいからです。
また、国などに売掛金を差し押さえられるリスクも考えられます。
つまり、申込者を信じられないうえに、貸し倒れリスクもあるということですね。
また、ネットなどの評判が悪く、他社や社員とトラブルを起こしている会社も敬遠されやすいです。
これも信用問題に関わるからと考えられます。
審査落ちの理由③売掛金の性質が危ないとみなされた
売掛金の性質が危ないと思われた際にも、審査落ちしやすいと言えます。
売掛金を審査する際には、以下の4点が重視されやすいです。
- 継続性の有無
- 支払期日
- 売上金額とのバランス
- 譲渡禁止特約
各項目について、かんたんに解説しますね!
継続性の有無
売掛金が審査される際には、継続性の有無が重視されます。
長年継続して発生している売掛金は、信用されやすく、審査落ちしづらいと考えられます。
反対に、突発的に発生した売掛金は審査落ちしやすいので要注意。
取引先との信頼関係が構築できておらず、貸し倒れリスクが高いと判断されやすいからです。
ですが取引先が上場企業の場合には信頼されやすいので、審査落ちのリスクは軽減される傾向があります。
支払期日
売掛金の支払期日も重要な審査項目。
支払期日が半年後など、時間があいてしまう場合には審査落ちの可能性が高まります。
その理由は、支払いがされるまでに取引先の業績が傾くかもしれないから。
また、下請法に該当する企業の場合、売掛金の設定は60日以内と定められている点もおさえておきましょう。
下請代金の支払期日を定める義務
下請代金の支払期日について、給付を受領した日(役務の提供を受けた日)から60日以内で、かつ出来る限り短い期間内に定める義務。
なお、親事業者と下請事業者は、双方の資本金で判断されます。
以下を参考になさってください。
- 物品の製造、修理委託
・親事業者が資本金3億円を超えている場合、資本金3億円以下の事業者が下請けとなる(個人を含む)
・親事業者の資本金が1千万円超え~3億円以下の場合、資本金1千万円以下の事業者が下請けとなる(個人を含む) - 情報成果物の作成、役務提供委託
・親事業者が資本金5千万円超えの場合、資本金5戦万円以下の事業者が下請けとなる(個人含む)
・資本金1千万円超え~5千万円以下の場合、資本金1千万円以下の事業者が下請けとなる(個人を含む)
なお、支払期日が過ぎている売掛金はファクタリング対象外となるケースが多いです。
売上金額とのバランス
売掛金と売上金額のバランスが悪いと審査落ちしやすいとされています。
例えば、月の売上が500万円の会社が5,000万円の売掛金で申し込んできた場合などです。
こういった場合には、売掛金の偽造や売掛先の倒産などが懸念されるため、審査落ちしやすいと言われています。
利用会社の売上金額については、多い方が審査に通りやすい傾向が。
その理由は、売掛債権の保有額が多いほど、経営が安定していると思われやすいからです。
ひとつの目安として、年商5,000万円を超えると審査通過率が高いと言われています。
譲渡禁止特約
譲渡禁止特約が付いている売掛債権はファクタリングで審査落ちしやすいです。
譲渡禁止特約とは、第三者に譲り渡すことを予め禁止するための特約のこと。
こういった売掛債権は重要な理由があって譲渡禁止にされているケースがほとんど。
そのため、取引先に頼んでも難しいと言えます。
ただし、3社間ファクタリングを使うと、特約を外してくれる可能性が少し上がります。
3社間ファクタリングとは、2社間ファクタリングに取引先を加えた3社で交わす契約のこと。
審査に通りやすく、手数料が安上がりになりやすい。
だが、取引先にファクタリングの事実を知られたり、時間がかかったりする傾向がある。
ファクタリングの審査と手数料の関係性
ファクタリングの審査が甘いほど、手数料は高くなる傾向があります。
これは、貸し倒れリスクを考慮するからです。
つまり、審査を甘くするほど、貸し倒れリスクが高まるので、その分手数料が高くつくということ。
反対に、審査が厳しくなるほど、手数料は安くなる傾向があります。
ファクタリングを使う場合には手数料が高いほど審査に通りやすいと、おさえておきましょう!
「ファクタリングで審査落ちた…」を避けるコツ7選
ファクタリングで審査落ちしたくない場合には、以下の7つのコツをおさえると良いですよ!
- 利用できる売掛債権かどうか確認する
- 売掛金が架空でないことを示す
- 3社間ファクタリングを使う
- 法人相手の売掛金で申し込む
- 必要書類をもれなく迅速に用意する
- ファクタリング会社とのやりとりをしっかりする
- 審査が甘いファクタリング会社を選ぶ
上記7つのポイントについて、解説していきますね!
コツ①利用できる売掛債権かどうか確認する
審査落ちのリスクを減らしたい場合には、利用できる売掛債権かどうかをチェックしておくことがおすすめ。
具体的には、以下の2点を確認しておきましょう!
- 売掛債権の種類
- 売掛債権の金額
上記2点について、わかりやすくお伝えしますね!
売掛債権の種類
売掛債権の種類を確認しておけば、門前払いされるリスクを少なくできます。
一般的にファクタリングに利用できないとされている売掛債権は以下です。
- 譲渡禁止特約付売掛債権
- 下請代金支払遅延防止法に規定される債権
- 個人への売掛債権
上記を把握しておけば、ファクタリングの審査通過率をアップできます。
ただしファクタリング会社によって利用可能な売掛債権は異なるので、利用前に調べておきましょう!
売掛債権の金額
売掛債権が少額過ぎると、ファクタリングできないことが多いです。
一般的に売掛金が100万円以下だと、少額とみなされる傾向があります。
利用希望のファクタリング会社が決まった際には、最低利用額を確認しておきましょう!
コツ②売掛金が架空でないことを示す
売掛金が架空でないことを証明できれば、審査通過率を上げられます。
そのために効果的とされる書類の一例は、以下です。
- 基本契約書
- 見積書
- 受注書
- 納品書
これらの書類をできる限り用意しておきましょう!
コツ③3社間ファクタリングを使う
ファクタリング会社からすると、取引先を含める3社間ファクタリングは、利用者の持ち逃げリスクなどを軽減できます。
また、取引先とのコンタクトもとれるので、ファクタリング会社にとって安心して契約しやすいと言えます。
これらのことから、審査落ちのリスクを少なくしたい場合は3社間ファクタリングが有効です。
手数料を安く抑えられるメリットもあるので、ぜひ検討なさってくださいね!
コツ④法人相手の売掛金で申し込む
先ほどお伝えした通り、取引先が個人事業主の場合、ファクタリング会社から信用されづらいです。
そのため、取引先が法人になっている売掛金を選ぶと、審査通過率がアップします。
上場企業など、信頼しやすい取引先の売掛債権だと、さらに審査落ちのリスクを少なくできるでしょう!
コツ⑤必要書類をもれなく迅速に用意する
必要書類をもれなく迅速に用意すれば、審査担当者に良い印象を与えやすいです。
ファクタリング申込時には以下の書類が必要となるので、あらかじめ準備しておきましょう!
- 身分証明書(本人確認書類など)
- 請求書
- 基本契約書
- 見積書
- 納品書
- 通帳のコピー
上記6つの必要書類は、申込時に必要となります。
続いて、契約時の必要書類も見ておきましょう!
- 登記簿謄本
- 会社の印鑑証明書
- 会社の納税証明書
- 借入先の支払予定表
- 他社のファクタリング契約書
上記が契約時に必要となる書類です。
ただし、ファクタリング会社や状況によっては、異なる書類を求められることもあります。
早めに必要書類を確認、準備して、審査担当者の印象をアップしましょう!
コツ⑥ファクタリング会社とのやりとりをしっかりする
ファクタリング会社とのやりとりで誠実な対応ができれば、審査担当者に好印象を持たれやすいです。
そのためにも、以下のような点に注意しましょう。
- 時間を守る
- 約束を守る
- 嘘をつかない
- 身だしなみを整える
基本的なことばかりですが、こういったことをしっかりできると、信頼してもらいやすくなります。
売掛金を持ち逃げしない人物と信頼されるような態度を示して、ファクタリングを成功させましょう!
コツ⑦審査が甘いファクタリング会社を選ぶ
審査通過率が高いファクタリング会社を選べば、審査落ちのリスクを軽減できます。
そのためにも、各社のホームページや口コミなどを参考に、審査が甘そうな会社を選びましょう。
そんな方には、以下の記事がおすすめです!
様々な観点でファクタリング会社を比較しているので、参考にしていただけるでしょう。
特に個人事業主を対象としているファクタリング会社は審査が甘い傾向があるので、要チェックです!
【まとめ】ファクタリングで審査落ちしたら、原因と対策をしっかりおさえよう!
最後に「ファクタリングで審査落ちた…」について、まとめておきますね!
- ファクタリングで審査落ちした場合の理由は売掛先の信用力など、大きくわけて3つ
- ファクタリングの審査は手数料と深い関係がある
- 「ファクタリングで審査落ちた…」を避けるコツは7つ
ファクタリングで審査落ちした場合には、なんらかの理由があります。
この理由を把握して適切に対処すれば、次のファクタリング利用時に審査通過率がググっと上がるでしょう!
迫りくる資金難を回避するため、ベストな態勢を整えてくださいね!